ガーデンパーティー(ホームカミングデー)に見るひかりの真実

園長 東 晴也

コロナ後、始めて2部制にしないガーデンパーティーが今月13日に行われました。
あらためて企画・準備・運営を担って下さったひかり会同窓係の皆さま、そして当日ボランティアとしてサポートして下さった保護者の皆さまに、心からの敬意を表し感謝を申し上げます。そして、参加して下さった卒園生の皆さま、送りだして下さり、ご送迎して下さった保護者の皆さま、本当にありがとうございました。

私は、ひかり幼稚園に赴任して以来(2年目です)、驚かされることがいくつかあるのですが、その1つが「ひかり会(保護者会)の驚くべき姿」です。たとえば、今回のガーデンパーティーは、卒園生のための企画で、企画・運営してくださる現役の保護者様にとっては自分の子どものための働きではない!わけなのです。にもかかわらず、何か月も前から入念な準備と配慮をして、しかも楽しそうに準備してくださっている(少なくとも私にはそう見える)姿に私は感動しています。極端に言えば、全くの他者のための働きなのです。自分の子どもとは無関係な保護者会活動です。にもかかわらず、多くの時間と労力を注いで下さるひかり会の皆さまの姿は、素晴らしいとしかいいようがありません。

ただ、本当は、このような親の姿、ガーデンパーティーのように、他者(卒園生)のために働く姿、奉仕する親の姿を、一番近くで見て感じているのは、その子どもたちです。子どもは親の言うとおりに成長するのではありません。親の生きる姿・実態に影響されるのです。つまり、今回のガーデンパーティーのように、全くの他者のために働く親の姿から、「喜んで他者のために奉仕する」姿というものを、子どもは感じ学んでいるはずです。そして、その姿に影響され、やがてわが子もそのように「他者のために喜んで働く人になる」。これはたぶん真実です。子どもは親の生きる姿・実態に触れて、似ていくからです。

そうであるから、ひかり会同窓係の活動は続いてきたのだと思いますし、これからも続いていってほしいと願います。
他者のために生きる親の姿を、一番近くで感じ学ぶのはわが子です。「愛と奉仕」という現代の世界で最も必要とされる価値観を、ひかり会の親の姿から学ぶ子どもたちは本当に幸せです。本当にありがとうございました。(2024.7.13)

*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日にあった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。