草狩まさお隊のご奉仕、本当にありがとうございました。とてもきれいになりました!
あの後、園庭で皆さんが切って下さったビワの太い枝など、あひるの家の蒔ストーブ用にノコギリで短く切っていたのです。すると「私もやりたい」と、手伝ってくれた人が何人もいました。
最初に来て、手伝ってくれたのは、なんと保育室の子どもたちです。2才の子どもにノコギリはまず無理です。でも、やる気まんまんなんですね。「じゃやってみようか。ありがとう」などと言いながら、手伝ってもらいました。でも、切れません。枝の上をノコギリの刃が行ったり来たりして、枝に傷をつけているだけです。でも、ご本人は一生懸命なんですね。やってみたい、手伝いたいという、その気持ちが嬉しかったです。いつまでも切れないので、側で付き添っていた保育室の先生が、しびれをきらして「じゃ○○ちゃん、行こうか。ありがとうございました」と言いながら、子どもの手を引いて行ってしまいました。
すると今度は、幼稚園年長のNさんが、嬉しそうな顔をして手伝いに来てくれました。さすが、年長さん、私が少し手を添えただけで、あっという間に2,3cmほどの太さの枝を切ってしまいました。「やったー、凄いね!」と、私が言うと、ニコニコしながら、スキップしてさーっと走っていなくなりました。
心が温かくなりました。嬉しかったです。園庭で一人作業をしている私を見ていてくれる人がいる。そして、その人は、面白そう、やってみたい、手伝いたいと思ってくれたのでしょう。実際は、私一人でやった方が、ずっと効率的だったかもしれません。でも、気持ちが嬉しかったです。
私を見ていてくれる人がいる。それがどんなに小さな力であったとしても、私には力になりましたし、とても励まされました。自分の小さな力が、その人にとっては大きな力になる時がある。だから、私も行動できる人になりたい。
*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日にあった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。