18日の山登り遠足は、秋晴れの下、園児一人ひとりの頑張りとたくさんのお父様方の力強いお手伝いに助けられ、無事に終えることができました。ご家庭でのお支えとお祈りを本当に感謝いたします。
同行してくださったお父様方、総勢19名。実は、希望者が多くてお断りしなければいけないほどでした。本当に感謝なことです。
私は、終日、園児の列の最後尾を歩きました。同じく最後尾には、年長のHさんのお父様、また年少のA君に付き添って下さった年長のOさんのお父様でした。私たち最後列は、歩いては止まり歩いては止まりで、私の自覚としては、山登りと言うより山散歩のような感覚でした。とにかく、年少の皆さんは、山を登るというより、山を散歩しているようで、目の前の木の実を拾いつつ、葉っぱをちぎりつつ、手を引いてくださるお父様の腕時計を覗き込みつつ歩くんですね。私は、内心、もう少しさっさと歩いてくれないかなぁと思っていたのですが、途中からどちらの方が、山登りに相応しいかと自問した時、私よりも目の前の年少さんの登り方の方がより豊かだなと思わされたのです。時間やペースを気にすることなく、山の木や葉っぱ、虫や鳥の声、人とのつながりを感じながら歩く。これは山登りとしては、とても豊かなあり方だと感じさせられたのです。
もう一つ、私がこの山登り中に最も強く感じたのは、「お父様方の優しさと逞しさ」です。とにかく子どもたちに優しいんです。Oさんなんか、体をくの字に前屈して子どもの表情を伺いつつ、手を引く子どもの一歩一歩に配慮しながら、その斜面の傾斜や凹凸を見ては足の運び方をアドバイスしつつ、歩くのですよ!これは凄いです。私には出来ません。たぶんOさんは、今日一日で私の3倍は疲れたと思います。今日の私の大きな収穫の一つは、優しさあふれるOさんやHさんはじめ、ひかりのお父様方との出会いでした。翌朝、お嬢さんと一緒に登園されたOさんの奥様にご主人の「優しさ」について、お聞きすることも出来ました。
そして、高麗駅で花道をつくって待っていて下さったお母様方の笑顔は、本当に眩しかったです。私は、とてもじゃないけど、その花道をくぐれませんでした。子どもたちとお手伝いの父達をただ物理的に待っていたのではなく、信じて、祈って、待って、一日わが子を守ってくれてありがとうと言わんばかりの美しい笑顔に、私には見えました。
お父様方の働き、お母様方の待つ姿から、とても大きな神様のお守りと導きを感じ、とても心地よい疲労感を感じながら帰途についた園長でした。
皆さんに感謝します!
*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日にあった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。