今日は、全国朝祷会関東ブロック大会というキリスト教の集会が、幼稚園のホールで行われました。お休みの日にもかかわらず、特別出演としてひかり会のお母様と園児の皆さんの歌のプレゼントをありがとうございました。参加者の皆さん、とっても喜ばれていました!園児の皆さんへの参加賞は、らくがき帳とサインペンでした。さっそく出して、好きな絵を描き始める人がいました。
年長のRさんが、描きたい絵(某アニメのキャラクター)をお母様のスマホで検索してもらって描いている時、たまたまそのお母様とRさんの進路の話になりました。すると、お母様は、
「(Rは、)『10月が終わらなければいいのに』と言うんですよ。」
「それは、どういう意味でしょうか」と聞く私に、そのお母様は、
「10月が終われば、11月になり、11月が終われば、12月に。そして、卒園になってしまう。もっと『ひかり』にいたい、というんです。」
「そうなんですかー。そんなふうに思ってくれて、嬉しいです。」
そして、そのお母様は、
「(Rは、)小学校も、中学校も『ひかり』がいい、というんです。」すると、側で腹ばいに寝っ転がって絵を描いていたRさんが、絵を描きながら、ぼそっと
「大学も『ひかり』がいい」と。
こんなに嬉しい言葉ってあるでしょうか!園児が、小学校、中学校、高校、大学まで「ひかり」で過ごしたいって言ってくれるなんて、お世辞であっても嬉しいですし、そんなふうに思える園生活をRさん自身が送れていることに、感謝の思いでいっぱいになりました。
Rさんは、ひかり幼稚園での生活をたぶん喜んでいるのですね。私は、この「喜ぶ」という精神的な行為は、「感情」ではなく、「意思」の産物だと思っています。どんなに恵まれた環境で生活している人でも喜べない人はたくさんいますし、逆にどんなに不遇な環境で生活している人でも喜んで生きている人はいます。私は、Rさんの普段の生活を見ていると、日常の中から喜びを見つけることができる人のように思うのです。
「Rちゃんのようになりたい」と言っている年長さんは、何人もいます。喜びに満ちた人の近くには、人が集まって来ます。
そんなRさんのこれからの成長を、せめて卒園までは、側で見守っていきたいです。
*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日にあった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。