ひかりのクリスマスの本質

園長 東 晴也

今月1日から始まったひかり幼稚園のクリスマス関連行事。1日が子どもクリスマス、6日が園庭キャロリング(ひかり会サークル活動)、9日が親子クリスマス……。ところが、週明けにインフルが流行してしまい、13,14日が休園。翌週19日のキャロリングは、園児・教職員の体調を考慮して中止とさせて頂きました。そして、同日のクリスマス・オーナメント贈呈式(ひかり会)をもって終業となりました。キャロリングは残念ながら行うことはできませんでしたが、私はひかり幼稚園のクリスマスを、十分堪能することができました。堪能というか、味わうことができたなと実感し、感謝しています。

これらのクリスマス行事に通底する1つの本質があるような気がします。それは、どの行事にも「与えられる喜び」があるということです。これこそクリスマスの中心です。
「民全体に与えられる大きな喜びを告げる。」(ルカ2章10節)これは、マリアとヨセフ以外の人間にはじめて「主の天使」がイエスのご降誕について言及した聖句です。「与えられ」たのは、人々から差別され、住民登録をするべき人間としてさえ扱われていなかったベツレヘムの「羊飼いたち」です。主の天地は、当時のユダヤ社会では人間として扱われていないような人々にまず「大きな喜びを告げ」たのですね。

私は、園内で行われたクリスマスの諸行事を通して、園児の皆さんが、保護者の皆様が、そして教職員が、誰かに喜んでもらおうと一生懸命だったことが、何より嬉しかったです。(特に、ひかり会のオーナメント隊の皆さまは、夏休み前から活動し、デザインや制作の準備をしていたのだから驚きです!)そして、与えられた人たちは本当に喜んでいました!その現場に、共にいることが許されて、私は園長として本当に幸せでした。どうもありがとうございました!
このことをどうしても今年中にお伝えして、2023年に幕を下ろしたくて、こんな日時になってしまいました(笑)。こんな園長ですが、来年もどうぞよろしくお願いいたします!

*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日にあった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。