1月23日(火)、劇団「風の子」の劇『ないしょないしょのしっぽがぽん』を観賞しました。
簡単なあらすじ(ネタバレを含む)は、
<保育園でけんた君とけんかをしたゆうのすけ君(4才)は、その夜、なかなか眠れない。明日は保育園にも行きたくない。「早く寝なさい」と催促する母親に対し、たぬき寝入りしてやり過ごしていたその夜、お部屋のタヌキやねこの置物が、突然動き出して一緒に遊ぶのだが、なんとそのタヌキのしっぽがゆうのすけのお尻にくっ付いてしまう!!かくして、ゆうのすけは、タヌキばあさんに教えられた方法で、キラキラ岩が知るというしっぽがとれるおまじない探しの旅に出るのであった……。>
こんな感じです。
子ども(私たち)の世界によくある「学校に行きたくない」、友だちとのケンカ、親への抵抗など、現実の生きづらさを抱えるゆうのすけ少年が、お部屋の中にあるタヌキや猫のおきものの助けによって、一緒に一夜の冒険に出発!自然の中で、遊んだり、お相撲したりして、目的のおまじないを見つけるのですね。
この冒険の後、ゆうのすけは眠りにつき、明日への活力を取り戻していきます。
人生にはトラブル(お尻にしっぽがくっついてしまう)があるけれども、仲間とのトラベル(旅)を通して、解決していくことが出来る。私は一人ではない。いつも私を見て、そばにいてくれる存在(ゆうのすけの場合は、部屋のおきもののタヌキや猫)がいるという新たな気づきが、幼稚園の子どもたち一人ひとりにもあったらいいなと思いました。
観劇後から子どもたちは、お相撲や尻すもう(*写真)をしたり、お尻に尻尾をつけたり、おまじないが出来る葉っぱをつくったり……自分の生活に応用していました。
「いつもそばで見つめているよ」という温かい劇中のセリフが、今日一日の子どもたちの背中を押してくれたら嬉しいです。(2024.1.25)
*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日にあった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。