ミケランジェロは、いま生きている

狭山ひかり幼稚園

 

 園長  東 晴也

園庭にある石の彫刻「パンダちゃん」の作者で、美術団体「二紀会」の彫刻部会員の石川隆さんから、先日、東喜代雄先生宛に二紀展(10/14-26国立新美術館)の案内状が届きました。
昨日も、8月になって喜代雄先生の訃報をお聞きしたという方が、園に大きなお花をもって訪ねてくださいました。その中の、Iさんはじめ計6人の皆さんは、主に入間市在住の元ひかり会の方々で、世話係までして下さった皆さんでした。「知りませんでした」「びっくりしました」「あんなにお元気でしたのに」と、異口同音におっしゃられていました。

HPで、SNSで、できる限りの方法で、理事長の訃報をお知らせしたつもりでも、まだまだ多くの方がそのことを知らないでいることを思うと、とても申し訳ない気持ちになります。
あらためて人に何かをお知らせすることの難しさを痛感しています。これからも度々、「えっ、亡くなられたのですか」という驚きの声を聞くことになるのだろうか。

幼稚園の玄関ホールには、園のスタッフが自主的に作った「喜代雄先生モメリアル」コーナーが設けられています。懐かしい写真や喜代雄先生の書や名言がならんでいます。

「ミケランジェロは、いま生きている。疑うひとは“ダヴィデ”(註)を見よ。」
とは、歴史家の羽仁五郎先生の言葉です。亡くなった後も、その人が残した作品や功績、何かによって、その人をリアルに感じることができるということは、本当のような気がします。
ここ、狭山ひかり幼稚園にいると、そこここで喜代雄先生の“残したもの”に出会うのです。だから、本当はまだ死んでないような気さえするときがあります。

冒頭の写真、石の彫刻「パンダちゃん」は、二紀展で優秀賞を受賞した作品です。さすがに、現在、園児の皆さんに一番愛されている彫刻作品です。
来月、喜代雄先生の代わりに二紀展に行くのもいいけど、「パンダちゃん」に戯れる園児の様子を石川先生に見に来てほしいなぁ。(2026.9.26)

(註)ルネサンス期の彫刻家ミケランジェロの作品。ダヴィデ像は、フィレンツェのアカデミア美術館にあります。
*園児3人の写真は、2023年度のものです。
*「『園長!』の写真日記」は、ひかり幼稚園在園児及びそのご家族を念頭に、その日にあった出来事を写真と共に振り返りつつ、執筆するものです。