施設・環境
園の環境
園舎について
木のぬくもりの中で子どもは育つ!子どもの精神衛生と安全性、そして当園の伝統を考えて木造平屋にこだわりました。
各保育室は、すべてデザインが違います。でも並べてみると調和と統一があります。古い街並みのようです。しかも各部屋は、古代都市ローマに続く大通りのような、大・中・小の廊下でつながっています。一つの部屋から外にむけて5~8つの出入り口があります。それは、「これは私の部屋、となりも、そのとなりも全部私の部屋」つまりこれは私の家族、育ち合いを象徴しています。
2011年4月2日、新園舎の竣工式を行いました。
- 敷地面積 2540.79㎡
- 建築面積 760.87㎡
- 延床面積 682.50㎡
創立40周年記念に建てた木造平屋のアイデアあふれる園舎(耐震、防火、床暖房、バリアフリー、太陽熱と雨水利用)などが、「2013年度日本建築学会作品選奨」を受賞しました。
設計の安宅研太郎氏は第11回卒園生。
施工のゆたか建設社長は第37回卒園生。卒園生のコンビで、新園舎は建設されました。
- 設計 アタカケンタロウ建築計画事務所
担当/安宅研太郎 渡辺樹 小田木確郎(※元所員) - 構造設計 SIGLO建築構造事務所
担当/山口吉紀 堀内綾乃 - 設備 YMO
担当/山田浩幸 関田優子 小熊咲登子 - 造園 プランタゴ
担当/田瀬理夫 - 施工 ゆたか建設
「埼玉県の幼稚園の園舎建替え計画。園庭と裏庭に面して様々な空間性をもつ教室が並んでいる。その教室群を2本の廊下状の空間で串刺しにすることによって、各教室の特徴をもったまとまりと、園児がどこでも遊べる全体性を同時に実現している。様々な環境をもった園舎全体をひとり一人の園児が自分のものとして遊びまわることができる、発見に満ちた園舎を目指している。」 (アタカケンタロウ建築計画事務所HPより)
園庭
施設を取り囲む太さ4cm以上の樹木は1000本。大小の木々に囲まれた園舎と園庭は、まるで別世界です。そして、それぞれの季節に食べられる木の実がたくさんあります。春は桑の実やグミ。夏はビワやブドウ。秋は柿や栗……。
そして中庭の芝生が自慢です。埼玉県みどり自然課の方から「園庭としては県内でもトップクラス」と褒められました。
芝生の品種は、主にバミューダグラス類ティフトンとノシバを選んでいます。
毎日、森の中でリラックスして過ごす幼稚園生活はいかがですか?
ツリーハウス
(卒業生保護者からの記念品)
ビオトープ
(メダカがいます)
手漕ぎ井戸ポンプ
(井戸水、夏はとても冷たい水です)
プール
(6~9月設置)
満三歳児の部屋
「どうぞのお部屋」
園内の美術・彫刻
園内のさまざまな場所に設置されている芸術作品。
日常的にアートに触れることで、子どもたちの想像力が大きく膨らみます。
御正進作 作品名不明(ブロンズ)
1981年制作
石川隆作「パンダちゃん」(石)
*二紀展優秀賞受賞作品
水村昭二作 「希望」
(木)
小畠廣志作「少女」
(ブロンズ)
安宅正路、千咲作「ひかりの子」
(銅、真鍮)
当時、幼稚園にいた動物たちと子どもたちがモチーフです。
石川隆作「パンダちゃん」(石)
*二紀展優秀賞受賞作品
江幡美香作「3人掛けベンチ」
(木)
水村昭二作 「芽生え」
(木)
入間工芸社作「大きなカブの門」
(ステンレス)
左から
作者不詳「くじゃく」イタリア製
浦和ステンドグラス工房作「いのちの川に立つぶどう」
鈴木いま作「ひかりの庭」
教室前にあるユニークなネームプレートも美術彫刻です。
安宅未希作「
ひかりの動物たち
園には、クジャク3羽、ウサギ1羽、セキセイインコ4羽、ニワトリ16羽など(2023年度)
数多く飼育されています。
園児が当番で飼育していますが、それぞれの誕生、成長、変容、死などに触れることの意味は、大きいと思います。
通園バス
利用される方と相談して、乗り場を決め、今では広範囲の運行をしております。
午前9時過ぎには一斉に保育が開始できるよう運行時間を工夫し、保護者の方にご協力をいただきながら行っています。